正中線とは、妊娠してお腹が大きくなると目立つようになる、おへそを中心に上布気にのびる茶色の線のことをいいます。ある日突然、正中線ができていることに気づくお母さんが多いのですが、いつからできるかわかっていれば、驚かずに済みます。

そこで、正中線はいつからできるのか、妊娠するとできやすいかなどについて、お話したいと思います。

正中線は誰にでもあるもの

私たちの命は、精子と卵子が出会い、受精卵になったときから始まります。そして、受精卵から胎芽、胎児へと成長する過程で、細胞分裂をくり返します。実はそのときの名残は、私たちの身体の中央部分に残ります。

鼻の下の筋や正中線は、そうした細胞分裂の名残であり、あごの割れ目も同じです。この正中線は、男女に関わらず、必ずあるものです。

正中線は妊娠するとできやすい?

正中線は人間の誰にもあるものですが、普段は色が薄くて目立ちません。妊娠するとできるわけではなく、妊娠をきっかけに目立つようになってしまうのです。

これは、妊娠してホルモンバランスが変わると、メラニン色素が増え、定着しやすくなってしまうことに関係します。シミやそばかすが増えたり、乳首が黒ずんだりするのも、正中線が目立つようになるのと同じ理由です。

正中線はいつごろからできるの?

正中線に気づくのは、妊娠5カ月を過ぎたころから目立つようになることが多いようです。ですが、正中線が目立つ・目立たないにも個人差があります。

そして、出産して3カ月から1年の間に、ホルモンバランスが戻るので、正中線が目立たなくなります。正中線がなくなったら、お母さんの身体が妊娠前の状態に戻ったといえます。

正中線はケアしたほうがいい?

妊娠線はお腹が大きくなることで、皮膚が割れてできるものなので、予防のためにクリームを塗った方がよいとされています。ですが、正中線は自然にできるものなので、基本的にはケアをしなくて大丈夫ですし、それもあって正中線予防のケア用品は市販されていません。

ですが、出産後にいち早く正中線を消したいと考えているなら、ケアを心がけておくのもよいでしょう。

正中線をいち早く消すためのケア方法とは?

正中線を早く消したいと思うなら、妊娠中から心がけてほしいことがあります。それは、美肌効果の高いビタミンCを、毎食摂るということです。ビタミンCは摂取しても、2~3時間で体外に排出されてしまいます。

そのため、一度に大量に食べるのではなく、毎食こまめにビタミンCが豊富な食材を食べるように意識することが大切なのです。メラニン色素を定着させにくくする効果もありますし、免疫力を高めることにも効果があるので、ぜひ実践しましょう。

また、正中線ができた部分を、しっかり保湿するのも効果的です。肌のターンオーバーを促す葉酸入りのクリームなどを、お風呂上りにつけることを習慣化するのもおすすめです。

正中線をみれば、お腹の赤ちゃんの性別がわかる?

あなたは「正中線がクッキリ出ると男の子、目立たなければ女の子」という、ジンクスがあるのを知っていますか?

エコー検査が一般的になり、出産前に性別が確認できるようになる前は、こうしたジンクスを信じたお母さんが多かったものです。ですが、これは医学的根拠のない噂話でしかありません。

とはいえ、目上のひととお腹の赤ちゃんの性別について話すとき、話題の一つになったら面白そうです。もし、周囲のお年寄りに正中線のことを聞かれたら、自分なりに感じることを伝えてあげてください。

あなたのお腹の赤ちゃんの誕生を待っているひとたちにとって、話のタネになるはずです。そして、妊娠中の正中線の様子を覚えておき、実際の性別と比較してみるのも、よいかもしれません。