どんなに気を付けていても、全妊婦さんの約70%に妊娠線ができてしまうといわれています。そして、妊娠線は一度できてしまうと、消せないというのが定説でした。

ですが近年は、妊娠線を消す方法がいろいろ開発されています。そこで今回は妊娠線を消す方法や、最近話題の炭酸メソについて、お話したいと思います。

妊娠線は産後も残ることが多い

妊娠中に、赤紫の線状になった妊娠線に悩んだお母さんも少なくないでしょう。出産後、身体が元の状態に戻るにつれて、毛細血管が透けて
見えることはなくなりますが、妊娠線は銀白色のまま残ってしまうことが多いのです。

これは、急激な体重増加のために肉離れすることで起こる、「ストレッチマーク」と同じ状態といえます。そして、一度できてしまった妊娠線は、自然に消えることはありません。

妊娠線を消すための方法

とはいえ、妊娠線を完全に消すのは難しくても、目立たなくすることはできます。その方法には、手術やダーマローラーによる施術、ボディクリームなどによるケアなどがあります。

手術で妊娠線を消す方法には、「レーザー治療」と「瘢痕修正術」があります。レーザー治療では、妊娠線ができた部分にレーザーをあて、
真皮や皮下組織の再生を促します。

瘢痕修正術では、妊娠線ができている部分を切り開き、断裂した部分を縫合することで、傷の幅を細くします。ダーマローラーによる施術では、髪の毛より細い針が数百本ついたローラーを患部のうえで転がし、穴のあいた肌が傷を治そうとする自然治癒力で、皮膚を再生するというものです。

最後は、ボディクリームなどを使って、保湿ケアする方法です。傷ついた状態の真皮や皮下組織に潤いを与えることで、症状を改善していくのです。これは、自宅でも簡単にでき、続けやすい方法といえます。

注目を浴びている炭酸メソって何?

近年、妊娠線の治療方法として「炭酸メソ」が注目を集めています。炭酸メソとは、細い注射器を使って、皮膚の内部に炭酸ガスを
入れることで代謝をアップさせ、コラーゲンを生成させて皮膚の再生を促進し、真皮についた妊娠線の跡を消すという方法です。

これは、10年ほど前からフランスで、妊娠線の治療方法として用いられてきました。現在の日本では、この炭酸メソの治療を受けられるのは美容外科だけで、自宅でケアをすることはできません。麻酔を使って施術するので、それほど痛みもないそうです。

炭酸メソで期待できる効果は?

炭酸メソの施術を受けると、炭酸ガスを注入された肌は酸素を求めて、血流を促進させます。それが、皮膚のターンオーバーを促してくれるのです。

美容外科では炭酸メソを、目の下のクマやこじわ、たるみ、毛穴、ニキビ跡、傷跡、法令線、ストレッチマークなどの改善を目的に施術してきました。ここに、妊娠線の改善が加わるということです。

とはいえ、美容外科ですから健康保険適用外となり、費用も高額です。1回の施術で、約50000円ほど必要だとされています。できた妊娠線の数にもよりますが、数回にわたって施術することを考えると、高額な費用がかかることを覚悟しなければなりません。

また、どの美容外科でも同じレベルの施術が受けられるとは限りませんから、信頼できる病院を探すのにも苦労しそうです。炭酸メソは、妊娠線以外にも顔や首のシワ取り、火傷の痕や帝王切開の傷痕や肉割れなども改善できます。

できるケアから取り入れてみよう

炭酸メソという画期的な妊娠線治療の方法が出てきたということは、今後も医療技術の開発が見込めるということです。とはいえ、すぐに費用が捻出できないこともあるでしょう。

だからといって諦めるのではなく、自宅でできるケアを実践しながら、費用をためるという方法もあります。何もしなければ妊娠線は残ったままですが、ケアすることで目立たなくなるのですから、できることからすぐ実践してみましょう。